フクジュソウ・福寿草(1) Amur adonis

冬の厳しい寒さが少しやわらぐ頃、黄色の花びらを開きだします。

フクジュソウ フクジュソウは、キンポウゲ科の多年草。 福寿草は春一番新年を祝う花として喜ばれ、別名ガンジツソウ(元日草)や朔日草(ついたちそう)の別名があり、北国ではマンサクと呼ぶこともあります。
福を招く、縁起の良い花として喜ばれ,福寿草の名がつきました。ただし、自然開花は2~4月頃です。
冬の厳しい寒さが少しやわらぐ頃、3~4cmの黄色い花びらを開きだします。
この花は太陽光に応じて開閉(日光が当たると開き、日が陰ると閉じる)します。
斜面に広がる福寿草の花は、柔らかな日差しを浴びて黄金色に輝き、見た者に春の到来を感じさせてくれます。
初春に花を咲かせ、夏までに光合成をおこない、それから春までを地下で過ごす、典型的なスプリング・エフェメラルです。
最近観光目的で福寿草が各地に植えられていて、川口市安行花と緑の振興センター、新宿御苑や青梅市吉野梅郷で広範囲に植えつけられていました。
江戸時代より多数の園芸品種も作られている古典園芸植物で、緋色や緑色の花をつける品種もあります。


【基本データ】
フクジュソウ 科属:ケシ科コマクサ属 
園芸分類:多年草 
学名:Dicentra spectabilis 
英名:Breeding Heart/Amur adonis
花期:4~6月
別名:タイツリソウ(鯛釣草)、フジボタン 
花色:ピンク、白色 
草姿:立性 
草丈:30~60cm
原産地:中国、朝鮮半島 
花言葉:あなたに従います、優越感
誕生花:3月26日、4月28日
撮影:2017.04.24 上野・東照宮ぼたん苑
撮影:2013.04.13 都立向島百花園

フクジュソウ


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