モミジアオイ・紅葉葵(1) Scarlet rose mallow

紅色の大きな花を咲かせる。雌しべと雄しべは途中まで合着して柱状となり、長くて超出しています。

モミジアオイ・紅葉葵 かなり大きくなるので樹木(木本)かと思いがちですが、アメリカフヨウ同様、北アメリカ原産の高さ2mを越える大形多年草(草本)で、明治初めに渡来しました。
葉は深く3~5つの掌状に裂け、葉がモミジのような形であることから、モミジアオイといわれ、和名の由来となっています。
花の少ない時期に大輪の紅色の大きな花を咲かせて庭を彩ります。
雌しべと雄しべは途中まで合着して柱状となり、長くて超出しています。
雌しべの柱頭は5つに分かれ、その下に雄しべが群がっている。このような雌しべと雄しべの合着は、アオイ科植物の特徴ですが、特にモミジアオイでは花弁が平らに開くことと、超出するのでよくわかります。 深く切れ込んだ手のひら状の葉をつけ、深紅の花を開き、遠くからでもよく目立ちます。
花は朝開いて夕方に閉じる1日花ですが、毎日新しい花が咲いていきます。
5枚ある花弁の間にすき間がありますが、花弁が広くすき間の少ない交配種もあります。
冬に地上部が枯れるので、地際で切り取り、寒冷地では敷きわらや盛土をして防寒すると安心です。
モミジアオイ・紅葉葵 【基本データ】
科属:アオイ科ハイビスカス属
園芸分類:宿根草、耐寒性多年草
品種名:モミジアオイ
学名:Hibiscus coccineus
漢字表記:紅葉葵
花期:8~9月
別名:紅蜀葵(こうしょっき)
花の大きさ:10~20cm
草丈:1~2m
花色:深紅、ピンク色
草姿:立性
原産地:北アメリカ東部
耐寒性:ふつう
利用法:花壇 
花言葉:温和 
誕生花:9月26日、10月1日
撮影:2020.07.22 葛飾区内自宅
撮影:2016.07.20 都立向島百花園

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