コブシ・辛夷(1) Magnolia kobus

早春、まだ他の花が少ない早春に枝いっぱいに白い花を咲かせて優雅な芳香を放ちます。

コブシ・辛夷 山野の春を彩る代表的な花木。
1~2月、まだ寒い気候にも拘わらず産毛をまとったようなつぼみは少しずつ開いていきます(写真1、2)。
そして3~4月、まだ葉が開く前の枝いっぱいに、芳香のある白い花を咲かせます。
早春、まだ他の花が少ない早春に枝いっぱいに白い花を咲かせて優雅な芳香を放つ、コブシは印象的なものです。
青空に白い花が映えて美しい。
今では花の見事さから庭木や公園樹、街路樹にも利用されています。
果実は袋果の集合果で、10月頃に熟すと裂開して赤い種子を吊り下げます。
コブシの名前はこの果実を握りこぶしに見立てたものです。
和名の拳はつぼみが幼児の拳に似ているからという説があります。
日本の各地で、コプシの開花を農作業の基準としています。樹皮、芽、花は薬用や香辛料になる。 なお、似たような花にハクモクレンがありますが、コブシのほうが先に咲くことと、花弁が6枚に対して、ハクモクレンは花弁が9枚ですので違いが分かります。

コブシ・辛夷 【基本データ】
科属:モクレン科モクレン属 
園芸分類:落葉小高木~高木
品種名:コブシ
学名:Magnolia kobus  
漢字表記:辛夷 
花期:3~5月
英名:Kobushi magnolia  
別名:ヤマアララギ、コブシハジカミ 
樹高:5~18m 
花色:白色 
花びら:6枚 
原産地:日本など
花言葉:友情、友愛、自然の愛 
誕生花:1月29日、2月25日、3月8日
カメラ:Canon EOS 60D 
撮影:2023.03.10 葛飾区水辺の公園
撮影:2013.03.19 都立水元公園、花と緑の振興センター
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コブシ・辛夷 コブシ・辛夷 コブシ・辛夷

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