花期が長く夏から秋にかけて、咲く紅または白色の花が美しい。
必要以上に大きくならないため、しばしば好んで庭や公園などに植えられる。
別名を百日紅(ヒャクジツコウ)といわれるように夏の百日(3ケ月間)長い期間にわたって咲きつづけてくれるため、人気の高い樹木です。
花は枝先に房のように咲き、花びらは縮れて波打ち、基部が柄のように細かくなります。
真夏の太陽のもとで空に入道雲があって、真赤なサルスベリが咲いている光景を想像します。
サルスベリの名は樹皮が剥がれやすく幹肌がつるつるしているのが由来です。
果実は冬期間の野鳥マヒワの貴重なエサになっています。
水元公園では、サルスベリに野鳥マヒワが群がっている様子がしばしば観察できます。
【基本データ】
科属:ミソハギ科サルスベリ属
園芸分類:落葉小高木
品種名:サルスベリ
学名:Lagerstroemia indica
漢字表記:猿滑り
花期:7~9月
別名:ヒャクジツコウ(百日紅)
花色:紅紫、白、ピンク、淡紫色など
花びら:6枚
花の大きさ:直径3~4cm
実:球形のさく果
原産地:中国
樹高:3~9m
栽培適地:東北南部~沖縄
用途:庭木、街路樹
花言葉:雄弁、愛嬌
誕生花:7月24日、8月5日、8月29日
撮影:2013.07.21 国営昭和記念公園、都立水元公園