イチョウ科

花は枝先につき、雌雄異株。雄花は枝先に束になってつき、それぞれは雄しべの並んだ穂のような形。

イチョウ科(Ginkgoaceae)は、裸子植物の1グループで、現生種はイチョウ Ginkgo biloba 1種のみです。
イチョウ綱に属する植物は、中生代に繁栄し、化石では17属が知られる。新生代第三紀まではヨーロッパから北アメリカにまで分布していたが、現生のものは中国に分布する一種のみである。現生の種子植物の中では、ソテツ類とともに最も原始的な性質を残した植物とされる。雌花(大胞子葉)は栄養葉(普通の葉)に似た形をしており、実際葉にギンナンのついた「お葉つきイチョウ」も見られます。
樹木になり、長枝と短枝がある。葉の葉脈は平行脈で二又分枝し、現生種ではそれがほぼ同じ長さで平面に広がるので、全体はきれいな扇型になるが、化石種では葉は切れ込み、バラバラになるものも多い。いずれにせよ主脈と側脈の区別がはっきり存在しないことは、原始的な特徴と考えられる。テローム説によれば、いわゆる大葉類の葉は,二叉分枝した枝が平面的に広がって互いに密着したものに由来すると考えるが、イチョウ類の葉はその原形に近い。
花は枝先につき、雌雄異株。雄花は枝先に束になってつき、それぞれは雄しべの並んだ穂のような形。雌花は枝先に二つの胚珠があるだけの構造である。ソテツ類と並び、種子植物でありながら、独立した精子を形成する。精子は胚珠が大きく育ってから、卵細胞のあるくぼみに放出される。

花名・名称、写真をクリックして下さい詳細ページにリンクします

イチョウ・銀杏

#

秋の黄葉は特に見ごたえがあり、多くの人の目を楽しませてくれます。葉が散ると根元一面、黄金色になります。

科属:イチョウ科イチョウ属
園芸分類:落葉高木
花期:4~5月
黄葉期:10~12月

ギンナン・銀杏

#

秋が進み肌寒くなって葉色が黄色になる頃にイチョウの樹の下にたくさんの種子である「ぎんなん」が落ちています。
ギンナンはモチモチとした食感と独特の歯ごたえがあり、茶碗蒸しやがんもどき、おこわなどの具に使われたりします。
科属:イチョウ科イチョウ属
園芸分類:落葉高木
果実期:11~12月
黄葉期:10~12月

飾り罫

園 芸 分 類