ヒメオドリコソウ・姫踊り子草 Red dead nettle

上部の葉は密集してつき、赤紫色を帯びています。ピンクの小さな唇形の花が咲きます。

道端、空き地、土手、畑などに生えるヨーロッパ原産の越年草。
茎は四角形で高さ10~25cmになります。
まだ他の花が咲かない冬枯れの野原で葉の間から可愛らしく愛敬のあるピンクの花が点々と顔を覗かせています。
花期は3~5月、ピンクの小さな唇形の花が咲きます。和名はオドリコソウと同属ですが、より小さいという意味です。
葉は対生し、長さ1.5cmの卵円形で鈍い鋸歯があり、網目状の脈が目立ちます。
上部の葉は密集してつき、赤紫色を帯びています。
都立水元公園のいたるところや、近くの空き地では、ヒメオドリコソウも咲き始めていました。
ヒメオドリコソウもやはり明治時代にヨーロッパから渡来しました。
名前の由来は小さなオドリコソウの意味ですが、シソ科の特徴的な唇形花(しんけいか)はオドリコソウもヒメオドリコソウも同じですが、全体的なイメージとしの花姿は全く似ていません。
また、ヒメオドリコソウと同時期に一緒の場所に咲いている唇形花でホトケノザがありますが、花姿がまったく異なるので区別は容易です。

ヒメオドリコソウ ヒメオドリコソウ

【基本データ】
科属:シソ科オドリコソウ属 ヒメオドリコソウ
園芸分類:越年草・野草 
品種名:ヒメオドリコソウ
学名:Lamium purpureum 
英名:Red dead nettle
漢字表記:姫踊り子草 
花期:3~5月
ヒメオドリコソウ 草丈:10~25cm 
花色:淡紅色 
原産地:ヨーロッパ
分布:日本各地 
環境:道端、空き地、土手、畑など 
花言葉:快活、陽気、愛嬌 
誕生花:2月6日
撮影:2015.03.22 都立水元公園の園内一帯 

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ヒメオドリコソウ

ヒメオドリコソウ ヒメオドリコソウ ヒメオドリコソウ 飾り罫