ダンギク・段菊 Blue spirea

花序が何段にも重なって、下から上の段に順々に咲くのでダンギクの名があります。

ダンギク・段菊 葉のつけ根の部分に小さな青紫の花が集まって花穂をつけています。
花序が何段にも重なって、下から上の段に順々に咲くのでダンギクの名があります。
花に芳香があり、1つ1つの花は唇形です。5つに裂けた裂片のうち下側のものが長く、先が細かく裂ける。
4本の雄しべと1本の花柱(雌しべ)が花筒からまっすぐに突き出しています。
花の色は青紫が多いが、白やピンクのものもあります。
また「ダンギク」や「シュウメイギク」はキクと名前がついていますがキクの仲間ではありません。
茎は直立し、葉とともに短い軟毛を密生して、灰色がかって見えます。
葉は卵形で、向かい合って生える対生です。葉の先は尖り、縁には粗いぎざぎざがあって、少しキクに似ています。
茶花としてよく使われ、中国では薬用にもするということです。
日本では対馬と九州西部海岸の日当たりのよい岩場などに自生しています。
近年、APG植物分類体系では多系統群であることが明らかになったとして、多くのものがシソ科など他の科に移されています。カリガネソウ属、クサギ属、クレロデンドロン属、ハマゴウ属、ムラサキシキブ属などがシソ科に移行しました。

【基本データ】 ダンギク・段菊
科属:シソ科ダンギク属
園芸分類:半耐寒性多年草
品種名:ダンギク
学名:Caryopteris incana
別名:ランギク
花期:7~10月
花色:淡紫、ピンク、白色
花の大きさ:長さ7mm
草姿:立性
原産地:日本、中国南部、朝鮮半島、台湾
草丈:30~70cm
耐寒性:ふつう
利用法:花壇、鉢植え、切り花
誕生花:忘れ得ぬ人、忘れ得ぬ悩み
誕生花:9月28日
撮影:2015.09.30 都立水元公園

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