レンギョウ・連翹 Forsythia Golden bells

早春に咲く代表的な花木で、葉が広がるより前にクリームイエローの花を枝いっぱいにつけます。

レンギョウ(連翹)とは、広義にはモクセイ科レンギョウ属の総称(それらから品種改良で作られた園芸品種をも含める)です。
レンギョウ属には、7種(アジアに6種とヨーロッパに1種)の原種、および幾つかの園芸用に交配された雑種があります。
どの種も黄色い4弁の花が特徴的です。中国・朝鮮半島・ヨーロッパ各地でも多く植栽され、春を告げる花として知られています。
レンギョウの品種には、レンギョウ F. suspensa (中国原産)、シナレンギョウ F. viridissima (中国原産)、チョウセンレンギョウ F. ovata (F. koreana) (朝鮮原産)、ヤマトレンギョウ F. japonica (日本原産)、ショウドシマレンギョウ F. togashii (日本原産)、セイヨウレンギョウ F. europaea (バルカン半島原産)などがあります。
レンギョウ・連翹 レンギョウの品種で公園などで多く植栽されているのはチョウセンレンギョウです。
ヤマトレンギョウは限られた地域の中国地方の石灰岩地に分布していましたが環境の変化などにより絶滅の状態です。
早春に咲く代表的な花木で、葉が広がるより前にクリームイエローの花を枝いっぱいにつけます。
春早く、葉が開く前に黄金色の花が枝一面にこぼれるように咲きます。
枝は大きく枝垂れて、地についたところから根を出す性質があります。
レンギョウ類の中でもチョウセンレンギョウの花がいちばん鮮やかで花数も多い。
日本への渡来は古く、『出雲風土記』や『延喜式』にもレンギョウの名前が見られる。
(薬用として平安時代初期に渡来したといわれているが、実際に渡来した時期は定かではなく、江戸時代前期に栽培の記録があることから江戸時代だという説もある。)

【基本データ】 レンギョウ・連翹
科属:モクセイ科レンギョウ属
園芸分類:落葉低木
品種名:レンギョウ
漢字表記:連翹
花期:3~4月
別名:チョウセンレンギョウ、レンギョウウツギ
花びら:筒形で先が4裂
花の大きさ:直径3cm
木の高さ:2~3m
花色:黄色
葉のつき方:対生
原産地:中国
栽培適地:全国
用途:庭木、公園樹
花言葉:希望、かなえられた希望、集中力
誕生花:1月10日、2月12日、3月16日、3月22日
撮影:2013.03.19 花と緑の振興センター、都立水元公園、都立向島百花園

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レンギョウ・連翹 レンギョウ・連翹

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