イセギク・伊勢菊 Ise Chrysanthemum

開花するにしたがって花びらが伸び、垂れ下がって満開となります。

イセギク・伊勢菊 日本には中国から奈良時代に薬草として渡来し栽培されていました。
鎌倉・室町時代から鑑賞用として嵯峨菊や伊勢菊などさまざまな園芸種が生まれ、
さらに江戸時代には伝統的な古典菊と呼ばれる江戸菊、肥後菊が作り出されました。

伊勢菊は江戸時代中期に伊勢松坂地方(現在の三重県松坂)で栽培され、津城主の保護のもとに発達しました。
「伊勢の狂菊」ともいわれ、花びらが平たく撚(よ)れ、裂け、縮れています。
開花するにしたがって花びらが伸び、垂れ下がって満開となります。
この花姿は伊勢菊独特の花容です。
昔から茶室に飾られ静かに鑑賞されました。仕立て方は箒仕立てが基本形です。

【基本データ】 イセギク・伊勢菊
科属:キク科デンドランセマ属 
園芸分類:多年草
品種名:イセギク
学名:Chrysanthemum grandiflorum cv.Ise
漢字表記:伊勢菊
花期:9~12月
花色:白、黄、オレンジ、ピンク、赤など 
草姿:立性 
草丈:30~150cm 
原産地:交配種(原種は東アジア)  
耐寒性:強い  
利用法:花壇、鉢植え、切り花
花言葉:愛情、真の愛 
誕生花:9月30日、10月1日、10月14日、11月3日、12月9日
撮影:2018.11.01 新宿御苑
撮影:2012.11.10 都立向島百花園

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