ヒゴギク・肥後菊 Higo Chrysanthemum

肥後菊は平弁咲きと管弁咲きの2系に分けられます。

ヒゴギク・肥後菊 日本には中国から奈良時代に薬草として渡来し栽培されていました。
鎌倉・室町時代から鑑賞用として嵯峨菊や伊勢菊などさまざまな園芸種が生まれ、
さらに江戸時代には伝統的な古典菊と呼ばれる江戸菊、肥後菊が作り出されました。

肥後菊は古くから熊本地方で作られていた、一重咲きの古典菊で、栽培方法、飾り方には古くから、それぞれ細かく決まっていて厳格な様式があります。
仁・義・礼・知・信の五行づくりに仕立てるという武家好みが反映されています。
肥後六花撰の一つである肥後菊は、肥後の名藩主七代藩主細川重賢が、藩士の徳性の高揚を図るために、栽培を奨励したという。
肥後菊は平弁咲きと管弁咲きの2系に分けられます。花は単弁花で、大輪・中輪・小輪に分けられ、15~20輪の箒仕立てにすると優雅な味わいが楽しめます。

【基本データ】 ヒゴギク・肥後菊
科属:キク科デンドランセマ属 
園芸分類:多年草
品種名:ヒゴギク
学名:Chrysanthemum grandiflorum cv.Higo
漢字表記:肥後菊
花期:9~12月
花色:白、黄、オレンジ、ピンク、赤など 
草姿:立性 
草丈:30~150cm 
原産地:交配種(原種は東アジア)  
耐寒性:強い  
利用法:花壇、鉢植え、切り花
花言葉:愛情、真の愛 
誕生花:9月30日、10月1日、10月14日、11月3日、12月9日
撮影:2018.11.01 新宿御苑
撮影:2012.11.10 都立向島百花園

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飾り罫

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