フウセントウワタ・風船唐綿 Gomphocarpus physocarpus
小さな花より、風船状の果実の方が鑑賞の対象とされています。
フウセントウワタはガガイモ科の植物の一種。学名はGomphocarpus physocarpus。
別名はフウセンダマノキ。APG IIIではキョウチクトウ科に属しています。
南アフリカ原産の多年草ですが、日本では春まき一年草として扱っています。
花期は6~7月頃ですが、他の花と比較してあまり綺麗でない小さな花より、風船状の果実の方が鑑賞の対象とされています。
晩夏から秋まで、葉のわきに長く伸びた花柄の先に、5~10個ほどのつぼみが房状に次々とつき、乳白色の5枚の花びらを反り返らせた小花が咲きます。
果実の表面は緑色で表面にはたくさんのトゲが針千本という感じで付いています。
このトゲはサボテンのような硬いものではなく、柔らかいそうですがあまり触る気持ちは起きません。
葉は柳のような感じで細長く、草丈は1~2mになります。
初夏になると枝先に近い位置にある葉の付け根から花茎を伸ばし、小さな乳白色の花がぶら下がるように下向きにたくさん咲きます。
果実の形が面白いので、切花や生け花等に使われます。果実は熟すと中から綿毛の付いたタネが出てきます。
【基本データ】
科属:ガガイモ科フウセントウワタ属
園芸分類:非耐寒性一年草
品種名:フウセントウワタ
学名:Gomphocarpus physocarpus
英名:Gomphocarpus physocarpus
漢字表記:風船唐綿
花期:6~7月
別名:フウセンダマノキ
草丈:1~2m
花色:白色
花の大きさ:1.5cm
花姿:立性
原産地:南アフリカ
花言葉:楽しい生活、逆境と繁栄、隠れた才能(花)、いっぱいの夢(実)
誕生花:10月2日、10月25日(花)、10月29日(実)、11月2日(実)
撮影:2015/11/01 葛飾区西水元
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