エンコウソウ・猿猴草
名は、長い花柄をテナガザル(猿猴)の手に見立てたもの。
湿地、水辺などに生える多年草。リュウキンカと同じような形態ですが、茎が直立せず横に這い、長さ約50cmになります。
がく片は花弁状で5個。花後、花茎が倒れるように曲がって地に着き、節より発根して芽をつけ、越冬後に発芽します。
主な自生地は、北海道、本州のほか樺太、千島の綺麗な湿地で見られます。
根生葉は長い葉柄があり、腎形で縁に粗い鋸歯がある。茎の先に直径2cmほどの鮮黄色の花を数個つけます。
黄金色に見える花は花弁ではなく、5~7枚のがく片です。葉は光沢があり、「ワサビ」の葉に良く似た葉です。
2月18日の誕生花です。花言葉は「すべてをこの手に」
【基本データ】
科属:キンポウゲ科リュウキンカ属
品種名:エンコウソウ
学名:Caltha palustris var. enkoso
英名:―
漢字表記:猿猴草
花期:4~6月
花色:黄色
花の大きさ:2cm
花びら(がく片):5枚
葉の形:楕円形
葉のつき方:根生
別名:――
草丈:30~50cm
原産地:日本、朝鮮半島、千島、サハリン(樺太)などの北半球
分布:北海道、本州
生育地:湿地や湿原
花言葉:すべてをこの手に
誕生花:2月18日
撮影:2012/04/15 筑波実験植物園
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