ミツガシワ・三槲 Bogbean
白い花が湿地一面に広がっています。名は槲(柏)に似た3枚の葉っぱを持つことから。
地下茎を横に伸ばして広がる。葉は複葉で3小葉からなる。
平地で4~5月に白い花を総状花序に多数つけます。
白い花が湿地一面に広がっています。名は槲(柏)に似た3枚の葉っぱを持つことから。
近づくと花に白い毛が生えているのが見えます。
北半球の温帯から亜寒帯域に広く分布し、日本では北日本などの寒冷地の池や湖によく見られます。
ところが、関東や西日本の温暖な地域にも点々と群落が見られ、一部は天然記念物に指定されています。
これは、現在よりも寒かった氷期に南へ広く分布したミツガシワが今もところどころで残ったものと考えられています。(田中法生)筑波実験植物園HPより
全体の花姿は違いますが、一つの花としては同じミツガシワ科の水生植物のガガブタのように細かい毛があって似ています。
【基本データ】
科属:ミツガシワ科ミツガシワ属
園芸分類:多年草(耐寒性)山野草
品種名:ミツガシワ
学名:Menyanthes trifoliata
英名:Bogbean
漢字表記:三槲
花期:4~6月
花色:白色
生育地:湿地や浅い水中
花の大きさ:1cm
別名:
草丈:15~30cm
原産地:日本を含む北半球の寒帯~亜寒帯
分布:北海道~九州
耐寒性:強い
花言葉:――
誕生花:――
撮影地:筑波実験植物園
撮影日:2012/04/15
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