クロモジ・黒文字  

薄黄緑色の目立たない花を咲かせます、雄花には9本の雄蕊、雌花には子房がある。

クロモジ・黒文字 クロモジ(黒文字、Lindera umbellata)は、クスノキ科の落葉低木。
若枝の樹皮に入る黒い斑紋が美しく、枝葉を折ったときの香りがよいことから、和菓子の高級爪楊枝の素材として利用されます。
楊枝自体も黒文字と呼ばれています。香料の黒文字油がとれます。
樹皮に地衣類がついて黒い模様ができやすく、この模様を文字に見立てたのが名前の由来です。 また、クロモジの枝を編んでつくられる「黒文字垣」は、お湯をかけておくとよい香りを放つことから、お茶室の垣根などに使われてきました。
まっすぐ上に伸びる幹は直径5~10cmと細身で2~5mほどの高さに生長します。
灰褐色でなめらかな樹皮には丸い皮目があります。雌雄異株。
3~4月頃に薄黄緑色の目立たない花を咲かせます、春に葉が出るのと同じ頃、葉脇から出た散形花序に咲き、雄花には9本の雄蕊、雌花には子房がある。
その後たくさんの葉っぱを茂らせます。花後には緑色の丸い実を付けます。
果実は液果で10月頃に黒熟する。葉や枝には芳香がある。

【基本データ】
クロモジ・黒文字 科属:クスノキ科クロモジ属
園芸分類:落葉低木
品種名:クロモジ
学名:Agapanthus africanus
別名:
漢字表記:黒文字
花期:3~4月
花色:白、黄緑
樹高:2~5m
原産地:日本
栽培適地:本州~九州
花言葉:誠実で控えめ
誕生花:3月21日、4月1日
撮影:2017.04.14 足立区 柳原千草園

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