ワビスケ・侘助 Camellia
ワビスケは椿と茶の木の雑種の園芸種です。
椿と違うところは花がラッパ状に咲き8分程度しか開かずに、椿のようにポトッと花が散ってしまいます。
ワビスケは昔から千利休などの茶人が愛した花、侘び、寂びの奥ゆかしさの世界です。
ワビスケはつばきの一種ですが、その定義は、ウラクツバキ(「タロウカジャ」=「ウラク」)から生まれたものであること(ウラクツバキの子、あるいは子孫)で葯(やく・雄しべの先端の花粉を作る器官)が退化して花粉を作らないことが条件です。
外見だけではワビスケということがわからない場合があるようです。
また、「侘助」という名の由来もいろいろな諸説があるようです。
【基本データ】
科属:ツバキ科ツバキ属
園芸分類:常緑高木
品種名:ワビスケ
学名:Camellia wabisuke cv.
漢字表記:侘助
花期:12~4月
原産地:日本
樹高:10~15m
花色:紅、濃桃、淡桃色
花言葉:控えめ
誕生花:11月30日
撮影:2012.03.03 都立向島百花園
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