花の形(1)
被子植物の花は普通、雌しべ、雄しべ、花弁、がく片からなっています。
花は種子植物(しゅししょくぶつ、Spermatophyta)の生殖器官であり、被子植物の花はふつう、雌しべ、雄しべ、
花弁、がく片からなっています。
花冠(かかん、英: corolla)は種によって様々な形態を示し、特別な名称でよばれる構造を形作っていることもあります。
花冠(かかん)の種類
釣鐘形(つりがねがた):合弁花。
ホタルブクロ
「花弁」の大部分が合着し先端だけが切れ込み「釣り鐘形」となっています。
ツリガネニンジン
高杯形(たかつきがた):合弁花。
![ツルニチニチソウ](../7311/11160201m.jpg)
ツルニチニチソウ
下部に細い筒部があり、上部が水平に開いています。
![ニチニチソウ](../7105/05250101m.jpg)
![オウバイ・黄梅](../7601/01220101m.jpg)
唇形(しんけい):合弁花。
![ホトケノザ](../7202/02080101m.jpg)
ホトケノザ
シソ科など。
花弁が筒状に合着し、先が「唇」のようにな形となる。
![サルビア・ミクロフィラ](../7311/11050101m.jpg)
漏斗形(ろうとがた):合弁花。
![アサガオ](../7108/08010110m.jpg)
アサガオ
花弁が合着し「漏斗形」となっています。
![ペチュニア](../7110/10300305m.jpg)
壷形(つぼがた):合弁花。
![スノーフレーク](../7501/04160401m.jpg)
スノーフレーク
花弁の筒部が膨らみ先端部が狭くなって「壷形」となっています。
![アセビ](../7303/03090101m.jpg)
十字形(じゅうじけい):離弁花。
![アリッサム](../7101/01120101m.jpg)
アリッサム
アブラナ科に特有。
4枚の花弁が一対ずつ十字形に対生しています。
![オオアラセイトウ](../7112/12120101m.jpg)
車形(くるまがた):合弁花。
![ナス](../7107/07200201m.jpg)
ナス
花弁の筒部が短く裂片が放射状に平開しています。
![ワスレナグサ](../7102/02070301m.jpg)