ワタ・コットン Cotton

開花後モモに似た形の果実がつき、果実が熟すと、成熟したさくが開裂し、殻が破れて球状の綿毛が出てきます。

ワタ・コットン 繊維植物として古代から世界中に栽培されてきました。
原産地はインドとアフリカといわれ、紀元前2000年にはインドで既に栽培され、繊維として使われていたことが分かっています。
繊維用の種子にはアジア綿と新世界綿があり、日本で栽培されるのはアジア綿。
このほか鑑賞用には、わい性のドワーフコットンも栽培されています。オクラに似たような花をつけます。
綿花はクリーム色の花を開き、夕方には紅を帯びてしぼみます。
開花後モモに似た形の果実がつき、果実が熟すと、成熟したさくが開裂し、殻が破れて球状の綿毛が出てきます。
種子は綿毛の中に数個入っていて、綿毛に覆われた種子が出てきます。
翌年、種子を撒くと発芽してとサイクルを繰り返します。「わた」が見える頃になると初秋の趣を感じさせられます。
生け花では花ではなく「わた」のほうが使われます。
殻が破れた状態で雨に濡らしてしまうと、ワタの白さがなくなってしまうので、早急に収穫したほうがよい。

【基本データ】
ワタ・コットン 科属:アオイ科ワタ属 
園芸分類:非耐寒性春まき一年草 
学名:Gossypium spp. 
英名:Cotton
花期:8~11月
別名:コットン 
花色:白、黄、紅紫色 
花の大きさ:3~7cm
草姿:立性 
日照:日向
草丈:30~300cm
原産地:熱帯アジア、熱帯アメリカ 
耐寒性:弱い 
利用法:花壇、鉢植え、ドライフラワー
花言葉:繊細、優秀 
誕生花:8月30日、10月18日、10月21日、12月12日
撮影:2011.10.16 足立区都市農業公園

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