オウレン・黄連 Coptis Rhizome

山野の木々の木陰に自生する可憐な小さな白い花です

北海道、本州、四国に分布する毎年花を咲かせる多年草です。 白い小さな花をつけ、早春の山地に咲きます。葉の形から別名キクバオウレン(菊葉黄連)ともいわれています。
オウレンは漢方の名で根茎は胃腸薬として有名で、薬用植物として栽培されています。
日本産オウレンが似ているためこの名前で呼ばれるようになりました。漢字では「黄連」もしくは「黄蓮」の字を当て、日本ではこれを訓読みしてオウレンとなりました。
開花期は早春で、新しい葉を出す前に地際から花茎を伸ばしてその先端に1~3輪の白い小花を咲かせます。
花は両性花と雄花があり、両性花には雄しべ20~30本、雌しべ10個内外、雄花には雄しべのみがあります。実は輪状に並びます。 別種のバイカオウレン〔C. quinquefolia〕 は可愛らしい花を咲かせ、山野草として栽培されます。

【基本データ】 オウレン
科属:ハナシノブ科フロクス属
学名:Phlox stolonifera
英名:Coptis Rhizome
漢字表記:蔓花忍
流通名:ツルハナシノブ
花の名称:フロックス・ストロニフェラ
花期:5~6月
花色:ピンク、青、紫、白色
花の大きさ:2~3cm
園芸分類:耐寒性多年草・ほふく性
別名:ツルハナシノブ
草丈:60~120cm
原産地:アメリカ中部
耐寒性:強い
利用法:花壇、鉢植え
花言葉:清楚、謙遜
誕生花:3月25日
撮影:2005/04/23 秩父市荒川
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