エビネ・海老根(1) Hardy Calanthe Orchid

花は春咲きで、新芽の展葉とともに高さ30~40cmの花茎を伸長させます。

エビネ・海老根 日本各地の山野に自生する地生ランです。
和名は地表に連なる葉を落とした地下の古い球茎が数珠のように連なってエビの尻尾に似ているところからこの名があります。
春の新芽が伸び出すと同時に、葉の間から高さ30cmほどの花茎を伸ばし、多数の小花をつけます。
花色は褐色で唇弁が白が一般的ですが、変異が多く、赤褐色や緑褐色、緑、白、唇弁が桃色などの個体もあります。
開発や採集のため野生のものはほとんど見られなくなってしまいました。
日本には、本種のほか鮮やかな黄色のキエビネや、キエビネとの交雑種であるタカネエビネ、淡紫色の花で芳香のあるニオイエビネなどが自生します。
ただし、庭の下草としては最も耐寒性に富む本種が多く利用されています。
エビネ・海老根 【基本データ】
科属:ラン科エビネ属
園芸分類:常緑多年草・山野草
品種名:エビネ
学名:Calanthea discolor
英名:Hardy Calanthe Orchid
漢字表記:海老根
花期:4~8月
花色:白、ピンク、黄、褐色など
花の大きさ:2~4cm
草姿:立性
草丈:15~80cm
別名:ジエビネ、ヤブエビネ
原産地:日本 耐寒性:やや弱い
分布:北海道西南部~沖縄
利用法:花壇、鉢植え
花言葉:謙虚、誠実、忠実
誕生花:4月26日、5月27日
撮影:2013.04.15 都立水元公園、都立向島百花園 写真をクリックしてください拡大表示されます。
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