イチハツ・一八・鳶尾 Roof iris
外花被片の中央部にとさか状の突起があります。
原産は中国で日本には、平安時代渡来しました。
アヤメの仲間で一番早く花を咲かせるので「一初草(いちはつ)」という名称になったということですが、実際は同属のシャガの方が早く開花します。
アヤメ、カキツバタ、ショウブなどと形態がよく似ていますが、
イチハツの葉は3~4cmと幅が広いので、見分けるときのポイントとなります。
花の色は基本的に青紫(藤紫)から紫色。濃紫色の脈や斑点が入る。
他のアヤメ科は湿地を好みますが、イチハツは半日陰の乾燥地を好みます。
【基本データ】
科属:アヤメ科アヤメ属
園芸分類:多年性宿根草本、園芸種
品種名:イチハツ
学名:Iris tectorum
英名:Roof iris
漢字表記:一八、鳶尾
花期:4~5月
花色:青紫(藤紫)~紫、濃紫、白色
花の大きさ:10cm
草丈:30~60cm
原産地:中国
別名:コヤスグサ(子安草)、トビオクサ(鳶尾草)、スイラン(水蘭)
耐寒性:強い
利用法:花壇、鉢植え、切り花
花言葉:知恵、つきあい上手、使者
誕生花:4月30日、6月6日
撮影:2012/05/13 都立向島百花園