ホオズキ・酸漿(1) Japanese lantern
花よりも緑からオレンジ色に変化する果実の方を鑑賞します。
梅雨の頃に、葉のわきにナスの花に似たカップ形の小さな白い花が下を向いてひっそりと咲きます。
花が終わると萼(がく)が大きくなって袋状になり、実を包みます。
角ばった袋は、緑色から朱紅色に色づきます。
この緑色から朱紅色に代わる感じがなんとも、きれいな色合いで趣があります。
種蒔き、株分けで増やすことが出来ますが、ナス科植物との連作障害が有ります。
アメリカ原産のセンナリホオズキ(Physalis angulata)が日本で野生化しています。
ホオズキは多年草で、草丈は60~80cm位になります。
淡い黄色の花を6~7月ころ咲かせます。
この開花時期にあわせて日本各地で「ほおずき市」が開催されています。
中でも、7月初旬に開かれる東京浅草寺のものは江戸時代から続いており、60万人にのぼる人出がある有名なものです。
この市があるころには、夏も本番、暑さも厳しくなります。
観賞用としてのホオズキは、鉢植えやドライフラワーなどに用いられ、その愛好家も多い。
果実は、以前はホオズキ人形や口で音を鳴らすなど子供の遊びにも使われていました。
食用や薬用としても知られていますが、腹痛や堕胎作用があるために多用は禁物です。
【基本データ】
科属:ナス科ホオズキ属
園芸分類:多年草
品種名:ホオズキ
学名:Physalis alkekengi var. franchetii
和名:ホオズキ(鬼灯、酸漿)
花期:6月
果期:7~9月
花色:白色
別名:カガチ、ヌカヅキ、チャイニーズランタン
英名:Chinese lantern plant
草丈・樹高:60~90cm
原産地:ヨーロッパ~日本
花言葉:いつわり、あざむき、自然美、心の平安
誕生花:7月7日、7月8日
撮影:2011.08.27 都立水元公園
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