ワレモコウ・吾木香(1) Great burnet
秋を代表する野の花で、暗紅色の実のような丸い花をつけます。
日当たりの良い山野に生える高さ0.5~1mの多年生草本。
地下茎は太くて短い。分岐した茎の先に暗紅色で卵形の花穂(かすい)をつけ、いち早く秋の訪れを告げます。
根出葉は長い柄があり、羽状複葉、小葉は細長い楕円形、細かい鋸歯がある。秋に茎を伸ばし、その先に穂状の可憐な花をつける。
穂は短く楕円形につまり、暗紅色に色づく。
紅い花には花びらがなく、目立たないため、「我も紅よ」と主張していることからついた名前ということです。
秋を代表する野の花で、暗紅色の実のような丸い花をつけます。古くから重要な花材とされてきました。
ワレモコウは「吾木香」と書き、葉にスイカのような香りがあります。
以前、国営武蔵丘陵森林公園で広場に植えられているワレモコウを観察しました。
ナガボノシロワレモコウ(長穂白吾亦紅)は湿地性の多年草。
茎は太く、葉を根生する。
8月~10月に、高さ1mほどの茎を出して花を付ける。
花穂は細い枝ごとにつき、やや太く、白色でワレモコウよりも、やや大きい花をつける。
【基本データ】
科属:バラ科ワレモコウ属
園芸分類:耐寒性多年草
品種名:ワレモコウ
学名:Sanguisorba
花期:6~10月
別名:酸赭、山棗参、黄瓜香、豬人參、血箭草、馬軟棗、山紅棗根
花の大きさ:1~2cm
草姿:立性
草丈:50~100cm
花色:暗紅色
原産地:アジア、ヨーロッパの温帯~暖帯
分布:北海道~九州
花言葉:感謝、変化、愛慕、移りゆく日々
誕生花:8月23日、8月25日、9月22日、10月28日、11月19日
撮影:2018.10.22 都立向島百花園