ロウバイ・蝋梅(1) Winter sweet
ロウバイの花は小さな花ですが、逆光のなかで観察すると花弁が透けて、とても綺麗に感じました。
Wintersweet flowers are small flowers, but when I observed them in the backlight, the petals were transparent and I felt they were very beautiful.
年明けて一番に見れる花として、都立水元公園でロウバイの花が見頃になってきました。
冬は花の少ない時期ですが、暖かい太陽のもと散策するのもいいものだと思えます。
ロウバイの花は小さな花ですが、逆光のなかで観察すると花弁が透けて、とても綺麗に感じました。
花の由来は唐の国から来たことから唐梅と呼ばれ、中国名も蝋梅であったことにちなむ。
別の説では花被片が蝋細工のようであったことからそう呼ばれます。
中国原産で、早春に芳香のある黄色い花を咲かせます。「ろう梅」と書きますがウメと違ってバラ科ではなく、ロウバイ科という小さな科に含まれます。
ロウバイ(Chimonanthus praecox)は名前に梅がついているためバラ科サクラ属と誤解されやすいが、ロウバイ科ロウバイ属の落葉低木。
1月から2月にかけて黄色い花を付ける落葉広葉低木です。
ロウバイの基本種は、花びら(花被片)は黄色で、内側の花びらは暗紫色になります。
また、花やつぼみから抽出した蝋梅油(ろうばいゆ)を薬として使用します。
ソシンロウバイ(素心蝋梅)、マンゲツロウバイ(満月蝋梅)、トウロウバイ(唐蝋梅)などの栽培品種があります。
よく栽培されているのはソシンロウバイで花全体が黄色です。また、初夏に咲く同じロウバイ科のクロバナロウバイがあります。
台東区上野東照宮ボタン苑では1月22日からの降雪によりロウバイが雪を被った状態になっていました。
東京では何年ぶりかの大雪であたり一面が銀世界のようでした。
ロウバイで有名な埼玉県秩父の長瀞宝登山のロウバイもソシンロウバイが多く植栽されていました。
【基本データ】
科属:ロウバイ科ロウバイ属
園芸分類:落葉低木
品種名:ロウバイ
学名:Chimonanthus praecox
漢字表記:蝋梅
花期:12~2月
花色:黄色
花びら:多数。
花びらとがく片とに分かれない
花の大きさ:直径2cm
葉のつき方:対生
樹高:200~500cm
原産地:中国
栽培適地:東北南部以南~沖縄
用途:庭木、鉢植え、盆栽、花材
花言葉:先導、先見、慈愛、優しい心、心を持っている
誕生花:1月2日、1月8日、1月21日、12月30日
撮影:2018.01.23 台東区上野東照宮ボタン苑
撮影:2012.02.09 都立水元公園
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