コルチカムはクロッカスにそっくりな花なので、よく混乱をおこします。
クロッカスは春に咲きますが、コルチカムは秋です。同じ秋に咲くサフランは紫色でアヤメ科クロッカス属、コルチカムはユリ科イヌサフラン属です。
サフランは安全ですが、コルチカムはコルヒチンという猛毒がありますので、球根を食べると危険です。潜伏期間が長いため自覚症状が出たときには、手遅れになる場合があります。
コルチカムはクロッカスではないのに、英語で「オータムクロッカス」と呼びます。見分け方は、雄しべの数です。コルチカムは6つで、クロッカスは3つです。サフランは花色が紫で朱色のメシベがあるのが特徴です。
球根を土に植えなくても花が咲くことで知られています。葉が出る前に花を開き、花が終わった後、早春になってから葉が出ます。暑さ寒さに強く、花壇などで植えっぱなしにできます。
【基本データ】
科属:ユリ科イヌサフラン属
学名:Colchicum autumnale
花色:ピンク、紫、白色
花期:10~11月
別名:イヌサフラン、オータムクロッカス
園芸分類:耐寒性夏植え球根
草姿:立性
耐寒性:強い
草丈:10~30cm
原産地:ヨーロッパ、北アフリカなど
利用法:花壇、鉢植え
花言葉:永続、華美、回顧、永遠
誕生花:9月21日、10月8日、11月5日、12月21日
撮影地:2013.09.24 葛飾区区内
カメラ:Canon EOS 30D