植物を分類する方法として科(か)、属が決められています。
植物を観察したり同定したりする上で、科の特徴を知っておくことは強力な手がかりとなります。
いくつかの属を見ていくとまたよく似たものが目につくようになります。そこでよく似た属をまとめて一つのグループをつくりそれを「科(か)」といいます。その花が何科かわかれば花の性格がわかります。
科の下が【属】またその下が【種】ふたつで学名が付けられています。
3つの著名な分類体系
これまでに、わが国では大きく下記の3種類の分類体系が用いられました。
新エングラー体系、クロンキスト体系、APG体系
花の構造などの形態学的特徴に基づいて分類が行われてきましたが、20世紀終わり頃よりDNA(ゲノム)の解析技術が進歩したため、葉緑体ゲノム等を用いた分類が今日の潮流となりつつあります。
一方で、教科書などでは以前からの分類体系が使われており、図鑑や書籍等でも新旧の分類体系が混在している状況です。
科によっては、従来考えられていた分類群から変わったものもあります。特に、ユリ科、ゴマノハグサ科、ガガイモ科、スイカズラ科、カエデ科などにおいて大幅な再編が行われています。
植物分類体系は牧野富太郎博士の植物図鑑をはじめ、市販の植物図鑑等(2013年出版)で今でもよく使われていますが、植物の分類体系にゲノム解析による分類の研究が盛んとなり、APG植物分類体系が将来の標準になるようです。
そのため当サイトにおいてはその科で再編がある場合は、両方を紹介している状態です。
アイウエオ順に表示しています。見たい項目の科名をクリックしてください。黒文字の科は未掲載です。
(ア)アオイ科 アオギヌゴケ科 アオギリ科 アカウキクサ科 アカザ科 アカネ科 アカバナ科 アケビ科
アジサイ科
アブラナ科 アマ科 アヤメ科 アリノトウグサ科 アワゴケ科 アワブキ科
(イ)イイギリ科 イグサ科 イソマツ科 イチイ科 イチヤクソウ科 イチョウ科 イヌガヤ科 イヌサフラン科 イネ科 イノモトソウ科 イバラモ科 イラクサ科 イワウメ科 イワタバコ科 イワヒバ科