ユニークな花(1)

その神秘的な花姿はこれも花なのかと思うような形が多くあります。

ケマンソウ・タイツリソウ
↑ケマンソウ・タイツリソウ
植物は美しく、可憐に、そして、たくましく花を咲かせます。
自然の造形は不思議なものですが、その神秘的な花姿はこれも花なのかと思うような形が多くあります。
花は、次世代の植物体である種子をつくるという直接的な機能のほかに、それを効率的に行いかつ保護するという機能を果たすため、萼片や花弁などの花被片をもっています。
その花の育った環境にあった、より効率的に子孫を残すための花姿をしていると考えられます。

花の絵を描いてくださいと、小学生以下の皆さんに書いてもらうと、チューリップやサクラ・桜の絵が多く書かれています。
ユニーク花姿の花は、あまり普段から見かけないこともあるでしょうが、これらの花に出会えると驚きと共に嬉しくなります。
ユニークな花姿は花の種類がそれだけ多種多様であることを表している分けで、ひとめ見て、これも花ですか?。
また、花同士が寄り添っているような微笑ましい花もあります。

ユニークな花姿を楽しめる植物を五十音順に掲載しています

花名・名称、写真をクリックして下さい詳細ページにリンクします

アケビ・木通

花被は3枚で雄花の中央部には6本の雄しべがミカンの房状に、写真は雌花で、中央部にはバナナの果実のような6~9本の雌しべが放射状についています。

花は枝によって褐色から乳白色に近い色までいろいろ見られます。

「アケビ」という名前の由来は、熟した果実が割れることから 上の写真は雄花です。

科属:アケビ科アケビ属
園芸分類:落葉つる性低木
花期:4~5月
花色:淡紫紅色

イカリソウ・錨草

4枚の花弁が距を突出しイカリ・錨を連想させるような特異な形をしているためこの名があります。

科属:メギ科イカリソウ属
園芸分類:多年草・野草
花期:3~6月
花色:紅紫~白色

オダマキ・苧環

花の後ろから袋状の距(きょ)が後方に突き出した独特の花姿が面白い。
セイヨウオダマキは草丈50~60cmと高性で、花色は赤、ピンク、オレンジ、黄、紫、複色などで、八重咲きのものもあります。
日本原産のオダマキは、草丈20~40cmと小型で、葉は青みを帯び、花色は碧青色で、花弁の先が白く、見るからにさわやかです。清楚な白花種もあります。
【基本データ】
科属:メギ科イカリソウ属
園芸分類:多年草・野草
花期:3~6月
花色:紅紫~白色

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園 芸 分 類