イソマツ科
花は放射相称の両性花。がくは筒状で乾燥し、結実時まで残る。
イソマツ科(Plumbaginaceae)は双子葉植物の科で、約24属800種の草本または低木(一部つる性)からなる。
花は放射相称の両性花。がくは筒状で乾燥し、結実時まで残る。花弁および雄蕊は5。雌蕊は5心皮からなり、花柱も5本に分かれる種もある。子房は上位1室で胚珠を1個だけ含む。果実はさく果(横に裂開)または堅果。
世界的に広く熱帯から寒帯まで分布するが、乾燥や塩分に強い種が多く、特に地中海沿岸や中央アジアの乾燥地あるいは海岸に多い。日本にはイソマツ属のウコンイソマツ(南西諸島、さらに2変種・2品種に分類される)とハマサジ(東北地方以南)、センカクハマサジ(魚釣島固有種)、タイワンハマサジ(西表島)の4種が海岸に自生する。
花弁が白のほか赤、青、黄など美しい色をもつものが多く、アルメリア、ハナハマサジ、ルリマツリなどが観賞用に栽培される。
従来は独立のイソマツ目とされていたが、分子系統解析の結果を基にするAPG植物分類体系ではタデ科と姉妹群であるとしてナデシコ目に入れている。
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スターチス・リモニウム
最も普及しているのは、一年草のシヌアツム種です。色のついたカサカサした部分は萼(がく)で、生の花でもドライな質感です。
科属:イソマツ科リモニウム属
園芸分類:一年草、多年草
花期:5~9月
花色:青、紫、黄、ピンク、白、杏色
ルリマツリ・瑠璃茉莉
花は基部から3~4cmが長い筒状になっており、細長い花筒の先が5裂して漏斗状で、平らに開き、蕚(がく)に触るとねばねばします。暑い夏に涼しげな色の花は何とも言えません。
科属:イソマツ科ルリマツリ属
園芸分類:半つる性非耐寒性常緑性小低木
花期:6~10月
花色:青・白色
ルリマツリモドキ・瑠璃茉莉擬き
神秘的なブルーの花は小さくても非常に目立ち、涼しげな感じもします。
科属:イソマツ科ルリマツリモドキ属
園芸分類:多年草または落葉低木ほふく性
花期:8~10月
花色:青色