バラ・ハイブリットティーローズ(1)

幾多の交雑の結果できた四季咲き性の現代バラの系統です。

パパ・メイアン 花期:5~10月・四季咲き
枝先に大輪花を咲かせる
「パパ・メイアン」は典型的なハイブリッドティー品種のひとつ。

ハイブリッドティーローズ(HT:Hybrid Tea)

幾多の交雑の結果できた四季咲き性の現代バラの系統です。
ハイブリッドティーローズ【HT】は、バラの中で花が最も大きく、剣弁高芯咲きの花形を持っています。
また、一枝単花咲きの花が多く、花色が豊富なのも特徴です。バラの系統の中でも香りの幅が広い系統です。
19世紀以前に中国で育成・栽培されていたロサ・キネンシスとロサ・ギカンティアとの交雑種がヨーロッパに導入され、ブルボンローズとの交雑が試みられました。
その結果、ハイブリット・パーペチュアル系とティー系のバラが生まれ、この両系間の交雑からハイブリット・ティー系(HT)が育成されました。
1867年に発表されたギョー氏作出の「ラ・フランセ」が四季咲き大輪バラ(HT系)のナンバーワンとされています。

この“ラ・フランス”より前に育成されたバラをオールドローズ、以降のバラをモダンローズと呼んでいます。

「四季咲き性」バラのなかでも大輪種「ハイブリッド・ティー【HT】系」は、四季咲きの代表的な系統で知られ、色彩や品種の豊かさから、生産数の半数を占めるほど世界中で注目されています。
現代バラの切り花1輪咲きは、ほとんどこの系統になります。長い間先人たちが理想のバラを求めて交配を繰り返した結果、このハイブリッドティーローズが誕生しました。

ハイブリッドティー(Hybrid Tea)の特徴
四季咲き性:春~初冬まで年間を通じて複数回咲く
木立ち性:支柱に結ばなくても木のように株が自ら立てる(自立する)性質がある
大輪:花が大きい。8~12cm以上の花径の大きさ。1つの枝の先に大輪の花を1つ咲かせる。
同じ枝から次に開花するまでの間隔が長い。1茎につき1つの花が咲くので一度切り落とすと次に開花するまでに時間がかかる。


【基本データ】
# 科属:バラ科バラ属
園芸分類:耐寒性落葉低木
品種系統名:ハイブリッドティー
学名:Rosa
略号:HT
花期:5月~6月、6月~11月
樹高:1~2m
花色:白、赤、ピンク、オレンジ、黄、紫、茶、黒、複色、緑色
花の大きさ:花径8〜12cm
用途:庭木、公園樹、鉢植え
原産地:北半球
花言葉:-
誕生花:-


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アオゾラ・青空
花期:5~10月・四季咲き
アオゾラ・青空
アオノキセキ
花期:5~10月・四季咲き
アオノキセキ
アサグモ
花期:5~10月・四季咲き
アサグモ・朝雲