シャガ・射干、著莪(1) Fringed iris

人家近くの森林周辺の木陰などの、やや湿ったところに群生します。

シャガ・射干、著莪 常緑のアイリスです。学名に japonica(「日本の」という意味)となっていますが、中国原産でかなり古くに日本に入ってきたものと推測されています。
シャガは三倍体のため種子が発生しません。
このことから日本に存在する全てのシャガは同一の遺伝子を持ち、またその分布の広がりは人為的に行われたと考えることができます。
花はごく淡い紫でオレンジ色の突起物を囲むように青紫の斑点が入ります。
すらっとした葉姿も美しく、和風の庭の下草としてよく使われています。
皇居東御苑、小石川後楽園では、かなり広範囲に群生しているシャガを観ることができます。
暑さにも寒さにも強く、強健で半日陰のやや乾燥した傾斜地の林などに植えるとよく増えます。
シャガ・射干、著莪 【基本データ】
科属:アヤメ科アヤメ属
園芸分類:多年草
品種名:シャガ
学名:Iris japonica
英名:Fringed iris
別名:胡蝶花(コチョウカ)
花期:4~5月
漢字表記:射干、著莪
草丈:30~70cm
原産地:中国、日本
花色:淡白紫地に黄と紫色のぼかし
花言葉:反抗、抵抗、決心、私を認めて、友人が多い
誕生花:4月20日、4月25日、6月22日
撮影:2013.04.18 都立水元公園、小石川後楽園
撮影:2015.04.29 皇居東御苑
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