吉田潤之助が菖翁より分譲を受けた品種をもとに、鉢植え栽培向きに、組織的に改良が行われました。
この組織は熊本花菖蒲満月会となり、鉢植え用花菖蒲の礎をつくり、花菖蒲の著しい発展に大きく貢献しました。
熊本満月会は、結成当初から苗は門外不出としています。この掟は、現在でも引き継がれているようです。
一部の品種は会から持ち出され、改良が加えられて、一般に肥後系として栽培されるようになります。
【基本データ】
科属:アヤメ科アヤメ属
園芸分類:多年草
品種名:アヤメ
学名:Iris sanguinea
英名:Siberian iris
花期:5~6月
花色:紫、白、藤桃、黄、ピンク、赤紫色、絞りなど
花の大きさ:5~10cm
草姿:立性
草丈:30~60cm
原産地:北半球の温帯域
耐寒性:強い
利用法:花壇、鉢植え、切り花
花言葉:よき便り、神秘的な人
誕生花:5月18日、6月1日、6月6日
撮影:2018.06.01 堀切菖蒲園、水元公園、足立区しょうぶ沼公園
写真をクリックしてください拡大表示されます。
作出者:光田義男
作出年代:1978頃
花容:三英中大輪
肥後系と伊勢系の交配により育成、肥後系では珍しく極早咲き
作出者:平尾秀一
作出年代:昭和45・1970年頃
花容:三英中大輪
花径:16cm
紫に白の吹掛け絞りの中大輪花