日本では北海道や本州の中部以北で繁殖するほか、冬鳥として本州以南に渡来する。
ムクノキ、エノキ、カエデなどの種子を主食とする。果肉の部分は摂取せず、太い嘴で硬い種子を割って中身を食べる。
目科属:スズメ目アトリ科シメ属
学名:Coccothraustes coccothraustes
漢字表記:蝋嘴鳥(ろうしょうちょう)
分類:冬鳥
色:雄の成鳥は、頭の上部と耳羽が茶褐色、頸の後ろは灰色。嘴は鉛色、円錐で太く大きい。冬羽になると肌色になる。風切羽は青黒色、背中は暗褐色、尾も暗褐色で外側尾羽に白斑がある。目からくちばしの周りやのどにかけて黒色で、胸以下の体下面は淡い茶褐色。雌は雄より全体的に色が淡く、風切羽の一部が灰色。
大きさ:全長18cm