一番街にある大沢家の外観。
規模は間口6間(10.92m)、奥行4間半(8.19m)、切妻造り平入り、桟瓦葺き。
屋号は小松屋で1階では、川越の民芸品を販売しています。
また2階では、佐藤章画伯が描いた、川越の蔵造りと日本各地の民家を常設展示しています。
平成元年より平成4年にわたり、大規模な修理が行なわれ、寛政4年当時の姿に復元されました。
耐火を考えて燃えやすい木を使わない工夫がここにも生かされている。
2階への階段
壁の厚さ30cmで中は、縦と横に5㎝の丸竹を使い、あけびのつるで結束してある。
柱と柱の壁がゆるやかにふくらんでいるのがわかる。
床の間の天井から漆喰が下がっているが、別にアクセサリー的な役目しかないものだが、平成の修理の時には手をつけていない。昔の左官の技術がいかに優れているかがわかる。
見た目にもかなり頑丈で重厚な感じです。
外側から、土格子、漆喰(しっくい)戸、木の戸、障子となっています。