名前の由来は光沢のある丸い葉を鏡(ガガ)と蓋に見立てたともいわれる。
池や沼に生える多年草の水草。
水底から葉柄を伸ばして、円心形の葉を水面に浮かべる。
葉のわきから花柄を出し、径約1.5cmの白色花を開く。
花冠は5深裂し、中心部は黄色のぼかしが入るのが特徴です。内側には白毛が生えています。
花弁の裂片内側には長白毛が多く生えています。花は一日花。果実は卵形のさく果。
都立水元公園のコンバチ池でアサザと一緒に観察できますが、オニバス池の方向指示にしたがって行くと、金魚観察池の隣付近にもオニバスが間近で観察でき、そのオニバス池の付近の池にびっしりとガガブタが咲いています。午前9時から一般開放されています。
環境省のレッドデーターブックによれば、絶滅危惧2類指定の希少種の植物です。
【基本データ】
科属:ミツガシワ科アサザ属
園芸分類:多年草、水生植物
品種名:ガガブタ
学名:Nymphoides indica
漢字表記:鏡蓋
花期:7~9月
花色:白色に中心が黄色
別名:オトコジュンサイ、イカリモ
花の大きさ:1.5~2cm
生育地:池、沼、湖
分布:本州から九州
原産地:日本、朝鮮半島、中国、東南アジア、アフリカ、オーストラリア
備考:絶滅危惧2類指定
花言葉:心の純潔、純情、信頼
誕生花:――
撮影地:2013.08.27 都立水元公園