カキノキ科

大部分が常緑樹で、温帯産の落葉樹カキ(柿)などは例外的である。

カキノキ科(Ebenaceae) は双子葉植物の科。すべて木本で、2属500種ほどが世界の熱帯・亜熱帯を中心に分布する。
大部分がカキノキ属。
名称は1891年にオットー・クンツェによりカキノキ科として発表されたEbenus属にちなむが、この属名は1753年にリンネによりマメ科の植物に命名されていたため採用されていない(現在、クンツェが命名した植物はカキノキ属に入っている)。このため、本来なら名称は Diospyraceae となるはずだが、混乱を防ぐために一般的なこの名称が現在も使われている(保存名)。
大部分が常緑樹で、温帯産の落葉樹カキ(柿)などは例外的である。
花は雌雄別で、放射相称、がくと花弁はそれぞれ合着し3~7裂する。子房上位。がくは花後も残り(柿のへた)、果実は多くが液果。種子は大きく胚乳が多い。
カキのほか、熱帯で果樹として利用されるものが数種ある。また材は堅いので材木として利用されるものが多く、特に黒檀が有名である。

植物分類体系は牧野富太郎博士の植物図鑑をはじめ、市販の植物図鑑等(2013年出版)で今でもよく使われていますが、植物の分類体系にゲノム解析による分類の研究が盛んとなり、APG植物分類体系が将来の標準になるようです。
このため、当サイトでは順次移行することとし、旧科名と名称でもリンクできるようにし、変更したことを表記いたします。

花名・名称および写真をクリックしてください詳細ページにリンクします

カキノキ・ころ柿

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民家の軒先に多数の干し柿が吊るされ、この季節ならではの風物詩です

科属:カキノキ科カキノキ属
園芸分類:落葉高木樹
花期:5~6月
収穫期:10~12月
花色:黄白色

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園 芸 分 類