クマツヅラ科
花が美しいので園芸用に栽培されるものが多い。
クマツヅラ科 (Verbenaceae) は被子植物の科。世界に約100属2600種が熱帯を中心に分布し、一年草から高木まであり、一部はつる性。花は放射相称(花弁は5裂)または左右相称で、唇状のものもある。葉は多くは対生、果実は液果、核果または分果。全体に芳香または悪臭をもつものが多い。
花が美しいので園芸用に栽培されるものが多く、レモンバーベナなど一部のものはハーブあるいは薬草として用いられる。
日本にはクマツヅラ、カリガネソウ、イワダレソウ、ムラサキシキブ、クサギ、ハマゴウ、ハマクサギ、ハエドクソウ、ヒルギダマシなど9属10数種が自生し、帰化植物もあります。約90属2000種を含まれる大きな科です。
近年、APG植物分類体系では多系統群であることが明らかになったとして、多くのものがシソ科など他の科に移されています。カリガネソウ属、クサギ属、クレロデンドロン属、ハマゴウ属、ムラサキシキブ属などがシソ科に移行しました。
植物分類体系は牧野富太郎博士の植物図鑑をはじめ、市販の植物図鑑等(2013年出版)で今でもよく使われていますが、植物の分類体系にゲノム解析による分類の研究が盛んとなり、APG植物分類体系が将来の標準になるようです。
このため、当サイトでは順次移行することとし、旧科名と名称でもリンクできるようにし、変更したことを表記いたします。
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