クロウメモドキ科

花は放射相称で、がく、花弁および雄蕊は5個(一部は4個)ある。

クロウメモドキ科(Rhamnaceae)は双子葉植物の科。木本で、つる性のものも多い。約50属、870~900種を含み、よく知られるものではナツメがある。世界的に分布するが特に熱帯・亜熱帯に多い。
花は放射相称で、がく、花弁および雄蕊は5個(一部は4個)ある。花弁は緑色、黄色、白色などで小さく目立たないものが多いが、Ceanothus 属(セアノサス、アメリカ原産でカリフォルニアライラックとも呼ばれる)などは淡紅色や青色の花が密集して総状花序をなし、観賞用に栽培される。子房上位(一部下位)で胚珠は2~3個。
葉は単葉で托葉があり、托葉や枝に由来するとげをもつ属が多い。
果実は核果が多いが、翼状の堅果で風で飛ぶもの(ハマナツメ属など)もある。果実の核などの化石が始新世から多く見つかっている。 経済的に重要なものとしては果物・生薬として栽培されるナツメがある。そのほかケンポナシ(果柄が太くなる)やクマヤナギ(果実)なども食用にできるが栽培はほとんどされない。

植物分類体系は牧野富太郎博士の植物図鑑をはじめ、市販の植物図鑑等(2013年出版)で今でもよく使われていますが、植物の分類体系にゲノム解析による分類の研究が盛んとなり、APG植物分類体系が将来の標準になるようです。
このため、当サイトでは順次移行することとし、旧科名と名称でもリンクできるようにし、変更したことを表記いたします。

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セアノサス

花からは、せっけんに似た、甘い芳香をもち、青紫やピンク、白、濃青色などの小花が株を覆うほどに無数に集まって咲きます。

科属:クロウメモドキ科セアノサス属
園芸分類:半耐寒性常緑低木
花期:4~6月
花色:青紫、ピンク、白、濃青色 
別名:ケアノサス、カリフォルニアライラック

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園 芸 分 類