マツ科
針葉樹の半分以上の種が含まれる。日本には約20種類が自生しています。
マツ科(Pinaceae)は、裸子植物門(球果植物門)の科で、最大のグループになります。
北半球の温帯地方を中心に、11属230~250種があり、針葉樹の半分以上の種が含まれる。日本には約20種類が自生しています。カラマツとイヌカラマツ属が落葉樹である他は常緑樹で、ほとんどが大高木であり、樹高100m近くに達するものもあります。
温帯から冷帯へかけての森林を構成する重要な樹種が多い。暖帯に産するものもあり、そこでは特に海岸や岩場に出るものが多い。
雄花と雌花がありますが、雌雄同株です。花には萼や、花びらはありません。
葉は針状、花は雌雄が別に、それぞれ鱗片様の胞子葉が主軸に密に螺旋状に配置したもので、雌花はいわゆる松毬になります。
風格のある大木になる種も多く、名勝地を演出する樹種にもなっている。森林資源(木材)として重要であり、庭木・公園樹・寺社の植栽樹・盆栽などにも利用されています。
葉の更新が毎年でないため、大気汚染に弱く、天然記念物などの古木が枯れるケースが増えている。他方、マツの場合、気孔に煤煙が残りやすいことから、環境調査の対象に利用される例もあります。
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マツ・松
日本語でマツといった場合、マツ属の中でもクロマツ、アカマツを指すことが多い。
科属:マツ科マツ属
園芸分類:常緑針葉をもつ低木または高木
花期:――
別名:――
ヨウゴウの松
東京都天然記念物指定、樹齢600年の老松
科属:マツ科マツ属
学名:Pinus thunbergii (クロマツ)
園芸分類:低木または高木