メギ科(Berberidaceae)は双子葉植物に属する科で、多年草と低木を含み、約15属570種(大部分がメギ属)が主に北半球に分布しています。日本には、7属、14種が分布しています。
花は両性花(雌雄同株)で、がく片、花弁と雄蕊は多くは3、4または6個(花弁を欠くものもあります)、雌蕊1本(心皮1個)からなり、子房上位。アルカロイドを含むものが多く、メギ(ベルベリンを含む)、イカリソウ(漢方薬)、ナンテンなど薬用になるものや、有毒なものもあります。
葉は単葉または複葉で互生につきます。
園芸用に広く栽培されるナンテンやヒイラギナンテンのほか、イカリソウなどのように花が美しいので山草として栽培されるものがあります。
維管束が分散するものもあるため、単子葉植物との類縁が考えられたこともあります(現在は特に近縁ではないと考えられています)。
植物分類体系は牧野富太郎博士の植物図鑑をはじめ、市販の植物図鑑等(2013年出版)で今でもよく使われていますが、植物の分類体系にゲノム解析による分類の研究が盛んとなり、APG植物分類体系が将来の標準になるようです。
このため、当サイトでは順次移行することとし、旧科名と名称でもリンクできるようにし、変更したことを表記いたします。
花名・名称および写真をクリックしてください詳細ページにリンクします
花は赤紫色で春に咲き、船のイカリに似た形の花をつけます、4枚の花弁が距を突出し錨のような特異な形をしているためこの名がある。
科属:メギ科イカリソウ属
園芸分類:多年草
花期:3~6月
花色:紅紫~白色