スベリヒユ科(Portulacaceae)は双子葉植物に属する科。熱帯から温帯にかけて広く分布する草本や亜低木があり、20属500種類があります。
葉は多くは対生し、多肉化するものが多い。花は両性で放射相称、花被片(花弁様)4~5枚と苞2枚をもつ。果実はさく果。
マツバボタンやハナスベリヒユ(ポーチュラカ)を観賞用に栽培する。日本にはスベリヒユやオキナワマツバボタンの2種が自生し、ヒメマツバボタンやハゼラン等が帰化しています。
界 : 植物界 Plantae
門 : 被子植物門 Magnoliophyta
綱 : 双子葉植物綱 Magnoliopsida
目 : ナデシコ目 Caryophyllales
科 : スベリヒユ科 Portulacaceae
植物分類体系は牧野富太郎博士の植物図鑑をはじめ、市販の植物図鑑等(2013年出版)で今でもよく使われていますが、植物の分類体系にゲノム解析による分類の研究が盛んとなり、APG植物分類体系が将来の標準になるようです。
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丸い小粒の蕾から一気にはぜるように花が開き、しかも花がきれいなことから蘭にたとえられ、ハゼランとついたといわれています。
科属:スベリヒユ科ハゼラン属
園芸分類:春まき1年草、多年草
花期:7~11月
花色:濃赤紫色
別名:三時花、3時草、星の雫、他多数
多彩な花色と育てやすさで、あっという間に夏花壇に欠かせない素材となりました。
科属:スベリヒユ科スベリヒユ属
園芸分類:多年草
花期:5~10月
花色:赤、黄、白色、複色、絞りなど多様
別名:ポーチュラカ
多肉質の葉が松葉に、花がボタンに似ているところからマツバボタンといわれます。
科属:スベリヒユ科スベリヒユ属
園芸分類:非耐寒性春まき1年草
花期:5~9月
花色:赤、黄、白、複色、絞りなど
ロゼット状の肉厚の葉の中心から、次々と花茎をのばし、輝くような花をつけます。
科属:スベリヒユ科レウィシア属
園芸分類:耐寒性多年草
花期:4~6月
花色:赤、黄、ピンク、青色
別名:ルイシャ、イワハナビ