ツリフネソウ科(Balsaminaceae)は双子葉植物に属する科。4属、約600種を含むが、ほとんどはツリフネソウ属に属しています。やや多肉で多汁な草本。
ユーラシア、アフリカ、北アメリカの熱帯から温帯に分布し、熱帯アフリカや東南アジアに多い。日本にはツリフネソウ、キツリフネ、ハガクレツリフネの3種が自生し、ホウセンカや同属の園芸種(インパチェンス、アフリカホウセンカなどと呼ばれる)が栽培されています。
花は左右相称で多くは距がある。がく片は5枚または3枚で花弁同様に着色するものが多い。花弁は5枚または一部癒合して3枚。雄蕊と心皮は5。果実はさく果(熟すと勢いよく弾ける)が多く、一部は分果、液果。
クロンキスト体系では形態に基づきフウロソウ目に入れていますが、APG分類体系ではツツジ目としています。
界 : 植物界 Plantae
門 : 被子植物門 Magnoliophyta
綱 : 双子葉植物綱 Magnoliopsida
目 : フウロソウ目 Geraniales
科 : ツリフネソウ科 Balsaminaceae
植物分類体系は牧野富太郎博士の植物図鑑をはじめ、市販の植物図鑑等(2013年出版)で今でもよく使われていますが、植物の分類体系にゲノム解析による分類の研究が盛んとなり、APG植物分類体系が将来の標準になるようです。
このため、当サイトでは順次移行することとし、旧科名と名称でもリンクできるようにし、変更したことを表記いたします。
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こんもりと茂らせた葉の上に、株を覆うように次々と花を平らに開きます。
科属:ツリフネソウ科インパチェンス属
園芸分類:非耐寒性多年草
花期:5~10月
花色:赤、赤紫、オレンジ、ピンク、白色など
別名:アフリカホウセンカ
一年草ですが、こぼれタネでもよく発芽して次の年でも咲いてくれて増えていきます。
科属:ツリフネソウ科インパチェンス属
園芸分類:春まき一年草
花期:6~9月
花色:赤、ピンク、紫、白色
別名:ツマクレナイ、ツマベニ、ホネヌキ