ヤブコウジ科

花は放射相称、子房上位で、4~6数性、花冠は合生しています。

ヤブコウジ科(Myrsinaceae)は双子葉植物の科。ほとんどが常緑性木本で、主に熱帯・亜熱帯、一部は温帯に、35属1000種ほどが分布しています。日本では暖地を中心に3属が自生しています。
ヤブコウジ、マンリョウなど観賞用(特に果実が美しい)に栽培されるものが多い。花は放射相称、子房上位で、4~6数性、花冠は合生しています。果実は液果または核果で、1個ないし数個の種子を含みます。
新しいAPG植物分類体系では、従来サクラソウ科とされていたルリハコベ属 (Anagallis)、カガリビバナ属(Cyclamen )、ウミミドリ属(Glaux)、オカトラノオ属 (Lysimachia )、ツマトリソウ属(Trientalis)などをヤブコウジ科に移しています。また、子房半下位で種子が多数あるなど、形態的にもやや異なるイズセンリョウ属はイズセンリョウ科Maesaceaeとして独立させています。

花名・名称および写真をクリックしてください詳細ページにリンクします

カラタチバナ・百両

#

同じヤブコウジ科のマンリョウと比べて、実の大きさや付き方が大人しいので、「百両」という流通名で呼ばれています。

科属:ヤブコウジ科ヤブコウジ属
園芸分類:常緑小低木
花期:7月
花色:白色
観賞期:11~3月(果実)

マンリョウ・万両

#

彩りが寂しくなる冬、真っ赤に熟した実がたわわに実る果実が美しいので栽培されています。

科属:ヤブコウジ科ヤブコウジ属
園芸分類:常緑小低木
花期:7月
果期10~2月

ヤブコウジ・十両

#

夏に白い花を下向きにつけ、果実は液果で秋に赤く熟します。白実のものもあります。

科属:ヤブコウジ科ヤブコウジ属
園芸分類:常緑小低木
花期:7~8月
花色:白色
鑑賞期:11~2月

飾り罫

園 芸 分 類