ヤブコウジ科(Myrsinaceae)は双子葉植物の科。ほとんどが常緑性木本で、主に熱帯・亜熱帯、一部は温帯に、35属1000種ほどが分布しています。日本では暖地を中心に3属が自生しています。
ヤブコウジ、マンリョウなど観賞用(特に果実が美しい)に栽培されるものが多い。花は放射相称、子房上位で、4~6数性、花冠は合生しています。果実は液果または核果で、1個ないし数個の種子を含みます。
新しいAPG植物分類体系では、従来サクラソウ科とされていたルリハコベ属 (Anagallis)、カガリビバナ属(Cyclamen )、ウミミドリ属(Glaux)、オカトラノオ属 (Lysimachia )、ツマトリソウ属(Trientalis)などをヤブコウジ科に移しています。また、子房半下位で種子が多数あるなど、形態的にもやや異なるイズセンリョウ属はイズセンリョウ科Maesaceaeとして独立させています。
界 : 植物界 Plantae
門 : 被子植物門 Magnoliophyta
綱 : 双子葉植物綱 Magnoliopsida
目 : サクラソウ目 Primulales
科 : ヤブコウジ科 Myrsinaceae
植物分類体系は牧野富太郎博士の植物図鑑をはじめ、市販の植物図鑑等(2013年出版)で今でもよく使われていますが、植物の分類体系にゲノム解析による分類の研究が盛んとなり、APG植物分類体系が将来の標準になるようです。
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同じヤブコウジ科のマンリョウと比べて、実の大きさや付き方が大人しいので、「百両」という流通名で呼ばれています。
科属:ヤブコウジ科ヤブコウジ属
園芸分類:常緑小低木
花期:7月
花色:白色
観賞期:11~3月(果実)