ザクロ科(Punicaceae)は双子葉植物の科のひとつ。ザクロ科はザクロ属のみで、ザクロとイエメン領ソコトラ島産のソコトラザクロ(P. protopunica)の2種からなる低木または高木のみです。
花は放射相称、両性、単生するか数個が集まります。多心皮が合生した子房があります。子房内の心皮の並び方が独特で上下2層に輪生し、上層では側膜胎座に、下層にでは中軸胎座に多数の倒生胚珠がついています。この特徴がそのまま果実に現れ、多汁の果種皮に包まれた種子が上下2層に分かれて並んでいます。種子に胚乳はありません。
近年発達した分子系統学によるAPG植物分類体系では、ミソハギ科(学名: Lythraceae)に分類されています。
界 : 植物界 Plantae
門 : 被子植物門 Magnoliophyta
綱 : 双子葉植物綱 Magnoliopsida
目 : フトモモ目 Myrtales
科 : ザクロ科 Punicaceae
植物分類体系は牧野富太郎博士の植物図鑑をはじめ、市販の植物図鑑等(2013年出版)で今でもよく使われていますが、植物の分類体系にゲノム解析による分類の研究が盛んとなり、APG植物分類体系が将来の標準になるようです。
このため、当サイトでは順次移行することとし、旧科名と名称でもリンクできるようにし、変更したことを表記いたします。
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