エンドウ・豌豆 Green peas
エンドウ・豌豆は、マメ科の一年草。広く栽培され、食用となっています。
エンドウ・豌豆は、マメ科の一年草。広く栽培され、食用となっています。
古代エジプト第18王朝のツタンカーメン王のお墓から、副葬品と共に発掘されたエンドウマメの種子が発芽し、大きな種子をつけ、全世界に配布されたという説があります。
古代オリエント地方や地中海地方で麦作農耕の発祥とともに栽培化された豆で、原種は近東地方に今日でも野生していると推察されています。
麦作農耕と共にユーラシア各地に広まり、中国に伝わったのは5世紀、日本へ9~10世紀には伝わりました。
また、メンデルが実験材料としたことでも知られています。
エンドウは、マメ類の仲間では寒さに強く、生育適温は15~20℃と低温を好みます。
白や赤の花も美しく、つるをネットに這わせたり、支柱に絡ませたりすると、スイートピーのように春の菜園の彩りに利用できます。収穫は、タネまきの翌年の4~5月です。
【基本データ】
科属:マメ科エンドウ属
園芸分類:一年草(越年草)つる性
品種名:エンドウ
学名:Pisum sativum
漢字表記:豌豆
花期:3~4月
花色:白、淡紅色
別名:ノラマメ、グリンピース、サヤエンドウ
草丈:80~100cm
原産地:近東地方
耐寒性:強い
利用法:野菜
花言葉:いつまでも続く楽しみ、永遠の悲しみ、約束
誕生花:1月28日、2月10日、3月17日
撮影:2011/04/11 足立区都市農業公園
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