ニシキギ科(Celastraceae)は、双子葉綱ニシキギ目に属する植物の科です。世界の熱帯から温帯にかけて約60属850種が分布しています。
大半が常緑または落葉の木本で、まれに、つる性植物もあります。日本にはニシキギ、ツルウメモドキ、マサキ、ツルマサキ、マユミ、ツリバナなど、5属27種が自生し、庭木や生け垣などに利用されています。
花は小さく、あまり観賞価値はない。しかし、果実が裂開すると赤い仮種皮に包まれた種子が現れるものが多く、美しい。ニシキギは紅葉が美しい。
花は両性または単性で、放射相称、子房上位で、がく・花弁・雄蕊各5個からなる。果実は少数(2~10個ほど)の大型の種子を含み、さく果、液果または翼果となります。
葉は対生と互生どちらもあります。
界 : 植物界 Plantae
門 : 被子植物門 Magnoliophyta
綱 : 双子葉植物綱 Magnoliopsida
目 : ニシキギ目 Celastrales
科 : ニシキギ科 Celastraceae
植物分類体系は牧野富太郎博士の植物図鑑をはじめ、市販の植物図鑑等(2013年出版)で今でもよく使われていますが、植物の分類体系にゲノム解析による分類の研究が盛んとなり、APG植物分類体系が将来の標準になるようです。
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晩秋、淡い紅色に熟した実が、葉のわきからいくつもぶら下がります。カエデなどと並んで秋の紅葉が美しい樹木です。
科属:ニシキギ科ニシキギ属
園芸分類:落葉低木~小高木
花期:5~6月
花色:淡緑色
果期:10~11月
別名:ヤマニシキギ(山錦木)