キツネノマゴ科
花は葉腋につき、または穂状花序を作って花の付け根に苞葉がある。
キツネノマゴ科(学名:Family Acanthaceae)は双子葉植物に属する科で、草本または半低木、つる性などがあります。
多くは熱帯産で、中南米、東南アジアなどに多い。230属4000種ほどからなる。アジアやヨーロッパなどの温帯にもわずかに分布する。日本にはキツネノマゴ(各地に多く見られる雑草)、ハグロソウ、スズムシバナなど数種の自生種がある。
花は葉腋につき、または穂状花序を作って花の付け根に苞葉がある。苞葉が美しく色づくものもある。がくは4~5裂し、花弁は筒状で、先はシソ科に似た唇状、あるいは5裂しています。雄蕊は花弁につく。子房は上位で2室からなる。
葉は単葉で対生する。果実は蒴果(さくか)で、熟すと上部から2裂する。胚珠の柄が果期には発達して弾力性をもち、この運動で種子をとばす。
園芸植物も多く、代表的なものとしてアカンサス、コエビソウ、ヤハズカズラ、アミメグサなどがある(栽培には温室が必要なものも多い)。
また、一部に味覚修飾作用のあるトリテルペン系配糖体、ストロジン(Strogin)を含むものがある。この物質は無味を甘味に変える作用があります。
植物分類体系は牧野富太郎博士の植物図鑑をはじめ、市販の植物図鑑等(2013年出版)で今でもよく使われていますが、植物の分類体系にゲノム解析による分類の研究が盛んとなり、APG植物分類体系が将来の標準になるようです。
このため、当サイトでは順次移行することとし、旧科名と名称でもリンクできるようにし、変更したことを表記いたします。
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