ミソハギ科

花は両性花で放射相称。子房上位で、萼片および花弁は4、6または8個のものが多い。

ミソハギ科 (Lythraceae) は双子葉植物に属する科。29属600種ほどがあり世界の熱帯から亜寒帯にかけて広く分布しています。
日本には5属、10数種が自生しています。
ミソハギやキカシグサなどの水辺に生える草本や、サルスベリのような木本もある。木本はおもに熱帯に分布し、草本は湿地に生育するものが多く、水草もあります(ヒシも本科の系統に含まれ水中生活に特に適応しています)。
花は両性花で放射相称。子房上位で、萼片および花弁は4、6または8個のものが多い。萼は合生して筒状になります。花弁は薄く、蕾の時には不規則に折り畳まれています。雄蕊はそれより多く8ないし16本、またはさらに多数あるものもあります。
葉は対生または輪生。果実はさく果または閉果。
観賞用に栽培するサルスベリ、ミソハギなどが有名。そのほかに利用されるものとしてはオオバナサルスベリ(バナバ:バナバ茶として飲用する)やシコウカ(ヘンナ:毛染め剤にする)があります。
近年のAPG分類によりザクロ科、ヒシ科、ハマザクロ科はミソハギ科へまとめられています。

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クフェア

小低木のヒッソヒフォリア種で、茎が横に這ってから立ち上がって6弁の小さな花を咲かせます。

科属:ミソハギ科クフェア属
園芸分類:半耐寒性常緑低木
花期:4~11月
花色:淡紫~濃紫色
別名:メキシコハナヤナギ、タバコソウ

ザクロ・石榴

葉の緑が日に日に濃くなる初夏、ひときわ鮮やかに朱赤色の花を咲かせる。

科属:ミソハギ科(ザクロ科)ザクロ属
園芸分類:落葉小高木
花期:6月
花色:朱赤色

サルスベリ・猿滑り

花期が長く夏から秋にかけて、咲く紅または白色の花が美しい、しばしば好んで庭や公園などに植えられる。

科属:ミソハギ科サルスベリ属
園芸分類:落葉小高木
花期:7~9月
花色:紅紫、白、ピンク、淡紫色など
別名:ヒャクジツコウ

ミソハギ・禊萩

日当たりのよい湿地や小川のほとりなどに群生している他、庭にも植えられています。

科属:ミソハギ科ミソハギ属
園芸分類:多年草
花期:6~9月
花色:桃紫、白、紫色など
別名:ボンバナ

飾り罫

園 芸 分 類