トチノキ科 (Hippocastanaceae) は双子葉植物の科で、多くは南北
アメリカと北半球温帯に分布する落葉木本のトチノキ属Aesculus、およびBillia、Handeliodendron の3属、約15種ほどがあります。
日本には1属1種のみ自生しています。
葉は掌状または羽状複葉で対生する。花は頂生する円錐花序、左右相称で4または5数。果実は大きな種子を1個含み、熟すと3つに裂開する。種子には胚乳はなく子葉が大きい。果実は大型の種子になります。
近年の研究でムクロジ科の中の一系統であることが明らかになり、APG植物分類体系ではムクロジ科に編入されました。
界 : 植物界 Plantae
門 : 被子植物門 Magnoliophyta
綱 : 双子葉植物綱 Magnoliopsida
目 : ムクロジ目 Sapindales
科 : トチノキ科 Hippocastanaceae
植物分類体系は牧野富太郎博士の植物図鑑をはじめ、市販の植物図鑑等(2013年出版)で今でもよく使われていますが、植物の分類体系にゲノム解析による分類の研究が盛んとなり、APG植物分類体系が将来の標準になるようです。
このため、当サイトでは順次移行することとし、旧科名と名称でもリンクできるようにし、変更したことを表記いたします。
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花は通常白色で赤い斑点があり、春に咲く。20~50個の小花からなる円錐花序で、高さは10~30cmになる。
科属:トチノキ科トチノキ属
園芸分類:落葉高木
花期:5~6月
花色:淡黄色