伊勢松坂地方に自生していたトントン花(ノハナショウブの一種)をもとに改良されたものが伊勢系・三英で、深く垂れて葉先に隠れた位置に花が咲くものが良いとされています。
現在は濃色のものよりも淡色のものが多く、特に桃色が多くなっています。花弁のちりめん状の変化も特徴の一つで、気品のある優雅な姿が最大の魅力です。
戦後、伊勢系の改良と復興には、冨野耕治と前田七郎が携わりました。
冨野は、花菖蒲の染色体数を調べるなど、科学的な研究と伊勢系の普及に力を注ぎました。
系統:伊勢古花、花容:三英中輪、花径:14cm
【基本データ】
科属:アヤメ科アヤメ属
学名:Iris ensata
系統:伊勢古花系
品種名:朝日空・あさひぞら
作出者:
作出年代:明治37・1804年以前
花容:三英中輪
花期:中
草丈:80~120cm
花色:紫色に白筋
園芸分類:多年草
原産地:日本
花言葉:信じる、和解、吉報、優しさ、心意気、優しい心、優雅
誕生花:5月5日、5月8日、5月20日、5月31日
撮影:2019.06.01 足立区しょうぶ沼公園