生物がこの地球に誕生したのは、今から約30億年前と言われていますが、生物は生育環境に適応しながら絶えず変化してきたと考えらています。
長い歴史の中で植物も進化しながら現在の姿になったと考えられます。
花には万物の生成化育の源が観られます。色彩、形状、香り、生育の変化、種の多様性などどれをとっても不思議な魅力が尽きません。
ウマノスズクサ科、キンポウゲ科、アケビ科、タデ科など花被が1輪しかない場合、花冠のように派手な色・形をしていてもこの花被はふつう萼とよばれます。
花冠(かかん、英: corolla)は種によって様々な形態を示し、特別な名称でよばれる構造を形作っていることもあります。
花冠(かかん)の種類
ユリ形:内花被3枚+外花被3枚。
オニユリ
ユリ科ヤマユリ
蝶形(ちょうけい):離弁花。
エンドウ
マメ科
上位の旗弁1枚、中位の翼弁2枚、下位の竜骨弁2枚からなる。
ハギ・萩
スミレ形:離弁花。
スミレ・菫
スミレ科スミレ属上位一対の上弁(2枚)、中位一対の側弁(2枚)、
下位の唇弁(1枚)と呼ばれる距のある1個の花弁からなる。
スミレ属。
パンジー
ナデシコ形:合弁花。
カワラナデシコ
ナデシコ科
5個の花弁が細長い萼筒に収まる長い爪部と開出する舷部からなる。
アグロステンマ
バラ形:離弁花。
カリン・花梨
バラ科の花冠全般をさす。
ほぼ円形で5枚の花弁が水平に開く。
ボケ・木瓜