シソ科(1)
花は合弁花で花冠は唇形をしています。雄しべは4か2本で雌しべの先が2つに分かれています。
シソ科 (Lamiaceae) は約180属3500種を含むシソ目の科のひとつ。
草本がほとんどで、全体に香りがあります。ハーブと言われている植物にはシソ科が多く含まれています。
花は合弁花で花冠は唇形をしています。雄しべは4か2本で雌しべの先が2つに分かれています。花冠を取ると子房が見え、子房に深い十字の溝があり、果実時には4つに割れます。ゴマノハグサ科と間違えることがありますが、この特徴で区別がつきます。
茎の断面は正方形のものが多い。葉は対生で、精油を含むため香気に富むものが多い。
この科はシソのほか、バジル、ミント、ローズマリー、セージ、マジョラム、オレガノ、タイム、レモンバームなど多くのハーブを含んでいます。低木やつる性の種もあります。
シソ科は大きく重要な科であるため、その特徴として花弁の形が唇状であることから、新エングラー体系までは学名としてLabiataeが用いられ、昭和中期までその訳語として唇形科(しんけいか)または「くちびるばな科」がもちいられていた。APG植物分類体系では、すべての植物の科名が、典型属に由来するものに改められ、シソ科もオドリコソウ属Lamiumに由来するLamiaceaeに改められました。
しかし長年使われてきたLabiataeを廃止すると混乱が起きるため、保留名として旧名が認められており、最新の書籍でも保留名と新名が併記されていることが多い。
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